酒場の変容

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO03011410R30C16A5000000/

 

http://qreators.jp/content/189

 

酒場は時代と共に変容します。

酒を飲むという行為は時代を超えて一緒ですが、飲む場所、それに付随する楽しみというのは時代と共に変わります。

日本の現代に特化して見ると80年代の居酒屋チェーン店ブーム、2000年代の激安チェーン店居酒屋ブーム、そして2010年代後半にも差し掛かったここ数年はいわゆる「ネオ酒場」というムーブメントが注目されているようですね。

「ネオ酒場」のギミックは客同士の交流や今までにないエンターテイメント性だとか…。
世の人々が安くて早いチェーン店から違う価値観を求め始めているのかもしれません。

まさにネオ酒場は酒場のサードウェーブ系と称しても過言ではないかもしれません。

では、「ハイパースナック」はネオ酒場か?否か?
それは実際にお越しになったお客様自身に判断して頂ければ良いかと…。

しかしながら、確実に言えるのは酒場に期待されているのは他者との生の「コミュニケーション」、これはこの10年の時代の中で希薄だった部分なのかもしれません。
インターネットがより一般的になりSNSやスマホの登場でこの10年の時代の流れはある種異常だったのかもしれません。
ネットの中で皆「つながり」合っているかのような錯覚を起していた10年、そして、もしかしたらその錯覚から目覚めてよりリアルなコミュニケーションを人々は求め始めているのかもしれません。

「ハイパースナック」のテーマも「人」と「出会い」、そして何より生の「コミュニケーション」ですね。

人の話を聞き、自分の話を聞いてもらい、ある時は共感し、ある時は意見し…。
協力できる部分はし合い、センスが違うと思えば離れる、そして、また違うタイミングでは折り重なる。
密なコミュニケーションからは可能性が生まれます。

人にはそれぞれ出来ること、出来ないこと、長けているもの劣っているもの、というのがあるはずです。
そういうプラスマイナスを埋めあえるのもまた人間の特性と言えます。

色んな動物がいる中でこんなにコミュニケーションのツールが多い生き物って人間だけですからね、コミュニケーションなしでは生きていけない生き物、それが人間とも言えるんだと思うんですよね。

時代は今「コミュニケーション」を求めているんだと思うんですよね、これはこれまでの10年という時代からの影響、そして、人間のプリミティブな部分の衝動、そして何よりこれからの時代を迎えるにあたって人々が生のコミュニケーションを芯から求めている本能だと思います。

リアルとネットがシンクロし影響し合い時代のページをめくっていく、そんな新時代の予兆なのでは?と私は強く確信しています。

そんな新時代の可能性が溢れた酒場にしたいと、ハイパースナックサザナミはそんな大いなる野望を持っております。

いつの世も時代を変えていくのは「人」です、そしてその「人」をつなげるのは「コミュニケーション」ですからね、「コミュニケーション」のあるスペースが次の時代を作っていくヒントとも言えるのではないでしょうか?

大層なことを書いてしまいましたが、酒場は酒場です、酒を飲んで楽しく酔う、そんなシンプルな場所であっても良いのでは?とも思います。

SAZANAMI
SAZANAMI

ハイパースナック サザナミは2016年7月動き出します。 新しいジャンル、BARでもありスナックでもあり、懐かしくて、でもどこか新しい、そんな不思議なお店です。 テーマは「人」そして「出会い」、どんな人が集い出会いを形成していくのか?その先にどんな「未来」があるのか?非常に楽しみです。