日頃よりハイパースナックサザナミをご贔屓にして頂いてる皆さま、誠にありがとうございます。 オープンしてもう少しで1年が経とうとしています。 最近では色々な方面から問い合わせ頂いたり、新規のお客様からの問い合わせがあったりと忙しくさせて頂いております。 毎日のように通って頂くお客様、週に一度は必ず顔を出してくれるお客様、毎度お酒をおごってくれるお客様、色んなお客様に支えられてハイパースナックサザナミは成り立っております。 これからも精進して進化してお店を盛り立てていきたいと思っております。 これから梅雨の時季でなかなか飲みの場はキツい季節ではありますが、皆さまに楽しんでもらえるようなスペース作り、環境、雰囲気作りを地道にやっていきたいと思っております。 どうぞこれからも宜しくお願い致します。...

面倒くさいという感覚を減らし、丁寧という姿勢を増やして、日常を過ごしていくことが充実につながる。 そんな当たり前の事をついつい忘れがちですよね。 丁寧に遊び、丁寧に働く、丁寧とは一見大変な事に思えるけど、良い自分作りをする重要なキーワードなんだよね。 丁寧に生きていくこと、再確認しました。 きっかけは丁寧な人に会う事や丁寧な姿勢(物事)に接することでした。 色んなインプットがあるけど、丁寧なものをインプットする事が今の自分にとって大変価値があることなんだな〜って思いました。 気づかせてくれた人、気づかせてくれた作品(映画や文学、アートに言葉)、本当にありがとう、感謝です。 30年以上も生きてると良い事も悪いこともあるけど、自分の状態や位置確認をして良い自分作りが出来るよう自分自身を誘導していくこと、がんじがらめになっている時は難しい事なんだけど、最近色々な丁寧に触れて霧が晴れたような気持ちになりました。 無理して頑張りはしない、ナチュラルに丁寧に生きていく、そんな方向で動いていきたいと思っています。 ついつい長い先の未来や漠然とした不安を感じたり、プライベートがグダグダでここ2ヶ月くらい良くない自分で周囲の人にも心配かけてしまっていたけど、これからは良い方向に向かっていきたいと思っています。 大切なのは「今」を「丁寧」に無理なく過ごしていくこと、、、 その積み重ねが「未来」なんだと思います! 人間は、特に精神は上がり下がりがあるから、また迷ったり位置確認が出来ずに苦しむ事も場面場面であるかもしれないけど、今感じている良いマインドを指標に出来るようにしたいな、、、 自分自身がそういうマインドを思い起こせるように、また戒めとしてもと思い、今日ここに記す事にしました。 仕事に生活にプライベートに、丁寧をプラスして充実した未来を、ナチュラルに目指していきたいと思っています! ...

小説「スナック漣~ナイトストーリー~」 ⑤ボウズの夜~寡黙なジョニーはひたすら歩く~   渋谷の喧騒を離れたここスナック「漣」では毎夜カラオケや少し小粋で笑えるおしゃべりで盛り上がる。 だいたいお客さんの悩みやバカ話、マスターの自虐ネタなんかが殆どで、たいして話に内容はない。 しかし、その内容のない、答えのない宴というのが絶妙に小気味よく、常連は足繁く通ってくれる。 部室のような、駄菓子屋の軒先のような、誰にだって学生時代「たまり場」でたまってくだらない話に興じたことがあると思うが、つまりはそんな何でもないような、でもある種特別な場所、それがスナック漣の「場」としての性質である。 「今日は静かですね~、マスター」 美容院に行ってきたのか、やけにキマっているママがマスターに話しかける。 今日は21時を過ぎたと言うのにお客さんがゼロ、つまりはボウズ、たまにあるけど、精神的にも雰囲気的にも芳しくない日だ。 「こんな日は、あまり根を詰めず、ゆっくり飲みながら待つのがいいんです、うん」 髭面のマスターはポツンとそう言うとウィスキーの棚から均整にバランスのとれた四角いボトルを取り出した。 「昭和のウィスキーオヤジたちの憧れ、ジョニ黒ですね」 マスターはやはりゆっくり落ち着いて言うと、そのボトルからショットグラスに人差し指一本分注いでママに差し出した。 「こうしてチビチビ飲んでいて少し酔って働くのが面倒くさくなった頃、ひょっこりお客さんが入ってくるものです」 マスターはやはり落ち着いて言った。 だがしかし、その夜は一向にお客さんが来なかった。 「ジョニーさんに嫌われちゃったかな?」 マスターはブツブツと言った。 「ジョニーさん?さっきから飲んでるこれですか?」 アラサーのママはまるで女子中学生が先生に質問でもするかのように聞いた、彼女は既に4杯目のショットグラスを干そうとしていた、まあまあに酔っている。 「そう、ほらねここにジョニーさんが居るんですよ」 マスターはそう言うとジョニ黒のボトルを棚から再び出して彼女に見せた。 ボトルの正面の下部に何やら人間の形のした細工が入っていた。 ジョニーウォーカーの全ボトルにはこの創業者ジョニー本人と思われる英国紳士風の人間の形をした細工がもれなく入っているのだ。 「ジョニーさんにあやかって飲んだらお客さんもくるかなって思ったんですが、今夜はどうやら嫌われちゃったみたいですね…」 マスターは時々こういう迷信に近いような世迷い言を冗談のレベルで話す、実に小粋で面白い人物であった。 「残念ですね、彼はいったい何してるんでしょうかね?」 ママもママでマスターの冗談に乗っかって付き合って話すところがある、水商売に従事する者たちの悪ノリは微笑ましくもある。 「そりゃ、あなたどっか歩いているのに決まっているじゃないですか?ジョニーウォーカーですからね」 マスターもほぼほぼ酔っているのだ。 「じゃあ、そのままこのお店に来て飲んでくれたらいいのに、ジョニーさん」 ママの応酬も続く。 「いや既にジョニーさん、ここにいるのでは?」 そう酔ったママが誰も座っていないカウンターのセンター席を指差した。 そこにはどう見ても誰もいなかった、しかしお客さんゼロの日にやけがさしたのか、そんな冗談を言わないとやっていけない、そんな状態であることは2人とも知っていた。 待っても待っても誰も来ない、待つ徒労を和らげるのには冗談でも言い合って笑うしかないのだ。 「ははは、確かにジョニーさん来てますね、寡黙だったので気づきませんでしたよ」 マスターはママに合わせるように言うと新しいショットグラスを取り出し、やはり人差し指分ストレートで注ぎ、ジョニーさんが居るであろうセンター席にポツンと出した。 「さあ、どうぞ飲んで下さいジョニーさん」 「よし、もう今日は早閉めしましょう、終電も過ぎたし待っても来ない時は諦めて何か美味しい、そう、お寿司でも食べにいきましょうか」 マスターの提案で片付けもそのままに、カウンターに出されたジョニーさん用のショットグラスもそのままに2人は渋谷の街に繰り出していった…。 翌日、少し早めに店に出勤したマスターが見たのは驚愕の風景だった。 ジョニーさん用に出したショットグラスが飲み干されて同じ場所に置いてあったのだった。 「なるほど、ジョニーさんやっぱり来ていたのか、長く店をやっていればこういうこともあるか…」 マスターは不思議な現象に過剰に驚くこともなく独り言ちた。 「おいしく飲んで頂き、誠にありがとうございました」 マスターはそう言うと空になったショットグラスをシンクに置き丁寧に洗った。 その日からスナック漣にお客が途絶える夜はなかった…。 ここスナック漣では時々、不思議な現象が起こる、それにいったいどんな意味があるのか、それは検証するだけ野暮というものだ…。 (おわり) *オールフィクション ...

小説「スナック漣~ナイトストーリー~」 ④甲類焼酎~焼酎は王様の飲み物~   スナック漣には「王様」と呼ばれる常連客が居た。 彼が一体何の仕事をしてどこに住んでいるのかは誰も知らない。 ただ1ヶ月に1回、大抵の場合月末に彼はひっそり現れる。 もう彼が通いだして1年半くらいになるだろうか? 「おやいらっしゃい、これはこれは王様、こちらへどうぞ」 髭面のマスターが王様の定位置の席へ彼を誘導する。 彼のおなじみの席はカウンターの一番奥、カラオケのモニター画面も見にくければ、カウンター席真ん中の話の輪の中にも入りにくい、ましてやそれよりもっと遠いソファーボックス席になんか決して混じれないような位置だ。 しかし、この席は王様の席と決まっている、例え誰かが座っていてもその席に王様は座るしこのスナック漣に通っている常連からすれば暗黙の了解で自ら席を譲る者が多い。 「じゃあ、アレね」 王様は穏やかにいつものアレを頼む。 甲類焼酎をひたすらロックで飲み続ける、つまみも食べず、特に違う酒を挟むわけでもなく、ただひたすら自分のキープ焼酎ボトルからロックで飲み続けるのだ。 先付けや乾き物を出しても殆ど手をつけない。 点滴や何かを摂取するかのごとく、焼酎ロックを淡々と飲み続けるのだ。 「王様、相変わらずの焼酎党ですね~」 ママが王様のいつもの様子を見てつい話しかける。 「こいつぁいい酒なんですよ、何の色もない、味も単調で何にも染まっていない、一番ストレートにアルコールって感じがして、実直でいて実にいい。真っ白に漂白されたシャツにも似た飲み物です。そして、私にとっては思い出の酒なんです…」 王様の歳はもう還暦をとうに過ぎた頃、いつも品の良い白いシャツにタックが入ったズボン、だいたいいつもループタイをしていて茶封筒を小脇に抱えたりしていた。 初めて飛び込みで入って来た時、マスターが名前を聞くと彼は聞こえるか聞こえないかくらいの大きさの声で「王様」と名乗った、それ以来王様は「王様」と呼ばれるようになった…。 そんな王様が来店しなくなってしまった。 キープボトルの期限3ヶ月を過ぎても彼は姿を現さなかった。 ママも髭白髪のマスターも少し不安に思っていたが、お客さんの事情を深く詮索するのは無粋というもの、彼らはいつものように振る舞い、店は相変わらずの繁盛営業を続けていた。 そんなある日、開店前の19時前、マスターがせっせと開店準備をしていると、カッチリとしたスーツ姿の男が店の扉を開け入ってきた。 「社長が毎月通われていたお店はこちらですか?」 男は挨拶もそうそうに切り出した。 「社長?」 マスターは社長をやっている客を思い浮かべた。 「こちらで王様とよばれていた弊社の社長です」 男はどうやら事情を知っているらしい。 「ああ、王様ですね?焼酎ばっか飲んでいた」 「そうです、社長の遺言でお礼をお届けに参りました」 男はそう言うと18本の甲類焼酎のボトルと18着の真っ白なシャツをマスターに差し出した。 「社長がお世話になった18ヶ月分の焼酎とマスターにシャツです、これをお渡しするようにと遺言にありまして」 「王様は?いや社長さんはどういう素性で?」 マスターは初めて王様の素性を知った。 彼は大手クリーニングチェーン「ホワイトクラウン」の社長、裸一貫でクリーニング店を立ち上げ成功した業界の「王様」と称される人物だった。 「社長はこちらで焼酎を飲む度に会社を立ち上げた若い日のことを思い出していたようです、普段はヴィンテージのワインを好んで飲むような人でしたが、苦労した若い頃飲んでいた焼酎の味を時々思い出していたようです、こちらで」 男は聞けば王様の会社の顧問弁護士らしく事情はすべて王様本人から聞いていたようだ。 長く患っていた癌が転移しての最後だったらしい…。 ここスナック「漣」には様々な人が出入りする、社会的地位のある人間もそうでない人間も酒の前に人はただ「人」であり、色んなしがらみから解き放たれる。 王様の18本の焼酎ボトルは店内の一番高い棚に飾られて、今も店を見守っている…。 (おわり) *オールフィクション ...

小説「スナック漣~ナイトストーリー~」 ③シャンパンナイト~祝い、悲しみ、ニュートラル~   イエローラベルのシャンパンと言えばヴーヴ・クリコ、味よし、人気よし、値段よしの三拍子。 スナック漣のシャンパンはヴーヴ・クリコ、スナックでシャンパン?と思われるかもしれないがスナック漣は渋谷の喧騒から少し離れた高級住宅街のすぐ近くに存在する、ニーズがあるのだ。 シャンパンを空ける時はどんな時?特別な時?それとも? 「マスター、聞いてくれよ。産まれたんだよついに!」 常連Kの初めての子供、息子が産まれたのは夏も終わり秋の空が東京の夕映えを一層キレイに見えさせる、少し温度も下がり始めた長月も後半だった。 「それはおめでとうございます!」 髭面のマスターはそこそこ混んでいる店内に充分に聞こえる大きさの声で言った。 「あら、息子さん?奥さんでかしたわね~。四代目の跡継ぎさんね?」 落ち着いたエプロン姿の端正な顔立ちのママが微笑みかける、美人のほほ笑みは特別な価値がある。 Kは渋谷から数駅離れた場所に本店を持つ和菓子屋の三代目、今は手広く菓子産業に食い込む、優良企業の専務だった。 「今日は祝い酒だ、ここに居るみんなにシャンパンを振る舞いたい、2、3本開けちゃってよ!」 景気の良い男だ、本来なら祝われるのはKの方だが、彼の会社はここのとこ高級スウィーツ業界に乗り出し好調、40歳を過ぎてからの初めての子供が相当に嬉しかったのか大盤振る舞いである。 あっという間に空のイエローラベルが3本、空のシャンパンボトルの口から虹色の幸福の空気が流れ出ている。 祝い酒にシャンパン、よくある光景だが、何度見てもいいものだとマスターは思った。 「祝い酒で盛り上がっているとこ申し訳ない、俺にも一本シャンパン空けさせてもらえないか?」 Kからシャンパンを振る舞われたボックス席にいた団体客の一人が申し出た。 「お!何かお祝いですか?」 マスターはシャンパンが出続けることに気を良くしたのか笑顔で聞く。 「いや、そうじゃなくて…。実は今日長年飼ってきた愛犬が永遠の眠りについたんでね、その弔いにシャンパン空けさせてもらえないですかね?」 場の空気が一瞬にして変化する、さっきまでの虹色の幸福感は一変、まるでしんみりのお通夜モードである。 「そうでしたか…」 マスターはそう言うとイエローラベルのコルクを開けた、どことなくポンっという音もエモーショナルに響いた。 「愛犬のご冥福をお祈り致します」 マスターの号令でスナックに居たお客、さっき祝い酒を出した男も含め、全員が杯を静かに上げた。 シャンパンはこういう時にも空くものだ…。 そんな、祝いと悲しみが入り乱れる複雑なスナック漣の木目調の扉が忙しく開く。 「マスター、おいっす~おひさ~」 近くの高級住宅街に住む、成金IT系社長だった。 「マスター、今日はシャンパンの気分ね、ヴーヴ空けちゃって~」 日焼けした照りのよい肌が目立つ男は元気にオーダーする。 「おや?お祝いですか?それとも…?」 マスターは慎重に聞く、スナック中の注目が集まる。 「え?祝い?いやいや~別に、気分、気分ね、今日はシャンパンをさ、水みたいにジャブジャブ飲みたいの、ただそれだけ~!」 IT系成金社長は調子の良い、ノリノリの滑舌のよい発声で言った。 店内には何とも言えない空気が流れた、しかしシャンパンの酔いがそうさせたのか、そこに居た誰からともなく笑みが溢れた。 スナック漣、理由はどうあれどうしょうもなくシャンパンが空き続ける夜、そんな夜も時としてあるのだ…。 (おわり) *オールフィクション ...

小説「スナック漣~ナイトストーリー~」 ②バランタインファイネスト~デイリーウィスキー~   「奥さんに怒られるんじゃないの?こんな遅くまで飲んで、まだ新婚でしょ?」 スレンダーなボディラインのママが慣れたように言う。 「いやいや大丈夫さ、今夜はあいつ実家なんだ」 仕上がりの良いスーツを着たサラリーマン風の男が返す、年の頃は30歳前後だろうか?できる風の小金持ち、腕には高級腕時計、Rの頭文字と王冠のマークがキラリと光る。 「しかし、随分キレイな奥さんだね~、二次会の時に少し話しかけるだけでも俺緊張しちゃったよ」 最近髭に白髪が混じり始めた中年のマスターが彼の結婚式の二次会の様子を語った。 高級腕時計の男の奥さんはウィスキーで言えばシングルモルト、熟成も進んでリッチなコクのあるアイラ、重厚な味が特別で誰もが飲みたがるヴィンテージ一級品といったところだろうか。 「まあ、キレイキレイと皆は言うけどさ、ワガママで浪費家、5年も付き合った俺からすれば見飽きた顔さ、勿論愛しているけど、新婚とはいえ手のかかる古女房といった感じさ」 男は嫌味のない笑顔で言った。 スナック漣のカウンターからは客が一人、また一人と帰宅の途につく、終電前後、毎日こんな風に客が引いていくのだ。 景気の良い頃と違って今は平日から終電を逃してわざわざタクシー帰りを選択するような飲み方をするような客は少なかった。 しかし、今夜はその流れを断ち切るかのように新規の客が霹靂のごとく現れた。 終電を過ぎて重い木目調の扉を開けたのは30代も後半に差し掛かったようなくたびれたOL風、いやキャリアウーマンになれず苦戦している疲れきった妙齢の女性だった。 「いらっしゃ~い」 マスターとママが声を揃えて歓迎する。 「あの、○☓出版のAさんからの紹介を頂いて初めてきました、よろしくお願いします」 初来店の女性はくたびれているが庶民的な笑顔を振りまき、愛想もよく人懐っこい部分を根っから持っている、そんな素朴な人だった。 ウィスキーで言えばバランタインファイネスト、ブレンデッドウィスキーで到底シングルモルトにはかないっこない、飲みやすさと手に入りやすさはピカイチといった凡庸な一品。 高級腕時計の男は少し酔っていたのか、馴れ馴れしく入ってきたバランタインの女を手で招き隣に座らせた。 それから1年後、同じ席に同じ2人が座っていた。 「マスターやっとこさ俺たち正式に付き合えることになりました、俺もマスターと同じバツイチ人生ですよ」 全く嫌味のない笑顔でさらりとヘビーなことを言った。 「俺と同じ?そんなことないじゃない?だって次の予約席がキミにはあるんでしょう?俺には予約も何もないさ~、同じとは言えないんじゃないの?」 顔は笑っているがマスターの顎鬚にはさらに最近白いものが目立つようになってきている…。 高級腕時計の男は結局、重厚で高級なヴィンテージシングルモルトより、毎日でも飲めるブレンデッドウィスキーを選んだ。 毎日でも飲めるバランタインの彼女は少し照れながらも手に入れた幸せを噛み締めているかのような表情をしていた。 つい高級品やヴィンテージを求めてしまう風潮が世の中にはあるが、毎日でも飲めるデイリーウィスキーの良さが本当の「良さ」なのかもしれない、それはそういう見方ができるか?と色々なものを通った人にしか分からない「価値」なのかもしれない。 スナック漣には様々な出会いが転がっている、その出会いがどのような未来に繋がるか?それは誰にも分からない…。   (おわり) *オールフィクション  ...

小説「スナック漣~ナイトストーリー~」 ① 知多ボトルキープ~いつものアレ~   「マスター、ウィスキーボトルは何なのさ?」 「ジムビームとバランタインがありますよ~、あと知多ね」 「マスター、サントリー贔屓だね?」 「あれ?お客さん、お酒詳しいすね~」 今夜の最初のお客は看板を見て入ったアロハシャツに髭面の30代、フリーのライターかカメラマンか?とにかく自由そうな匂いのする男であった。 「お客さ~ん、知多オススメね、美味しいですよ」 ママが色っぽく男に話しかける。 「お!ママさんかい?いいね~、ついつい飲みたくなるようなイイ女!じゃあ知多だな知多!」 男は初めて来た客とは思えないほど、リラックスして言った。 「あいよ~あざす!」 ママがマスターを見て微笑みかける、まさに酒の女神とでもいうような表情だ。 ウィスキー知多が男の前に丁寧に運ばれていく、品の良い薄琥珀の色をした液体がボトルの中で艶めかしく揺れる。 「ここに日付と名前を書いて下さいね~。ボトルは3ヶ月キープできます、3ヶ月過ぎたら私が全部飲んじゃうからね!」 ママがボトル用のタグとマジックペンを差し出して冗談交じりに説明し、男に微笑みかけた。 しばらくウィスキーのゆっくりとした、ゆったりとした悠然な、メローでスローな時間が流れる。 マイボトルというのは格別だ、目の前にあるボトルの流線型は酔いを加速していくほどの「美」を持ち合わせ、酒の香りはそれが造らた土地の風土さえ呼び覚ます、その味と在り様に思いを寄せながら「時間」を過ごす、酒を飲むという行為は「時間」をどんな風に過ごすのか?ということであり、その貴重さを知っている者こそ、酒を飲む資格があると言っても過言ではないだろう…。 男が知多の水割りを2杯飲んだとこで、エントランスの木目調のドアが開く。 「いらっしゃ~い」 ドアが開いたらマスターもママもユニゾンで発声する。それがこの店のお決まりのようだ。 「お!ご無沙汰ですね」 常連のご登場。 「じゃあいつものアレで」 「はいかしこまり!」 常連ともなるともう慣れたもの、黙っていても阿吽の呼吸で「いつものアレ」が出てくる。こういうのも関係性の濃いスナックカルチャーならではかもしれぬ。 「いつものアレ、俺も欲しいな~」 一連のやりとりを見ていたアロハの男が呟く。 「え?お客さん、もうアレあるじゃないの?それそれ」 ママが男の前に悠然と存在して輝くボトルを指差す、まさにそれは知多である。 「お!そっか~、ボトルキープ3ヶ月だっけ?それまではこれがアレになるのか!俺にもあるじゃないの、いつものアレ!」 男は灯台下暗しといったような表情を浮かべる、なかなか可愛らしい男である。 男のあまりの可愛さに店内はドッと明るくなり、笑い声に包まれていく。 そんなやりとりが繰り広げながらスナック漣の夜はふけていくのであった…。     (おわり) *オールフィクション ...

季節の変わり目、風邪などひいてないですか? 身体を温める生姜入り野菜和風スープを自分用ランチに作りました。 ベーコンもインしてて満足感あります。 キノコが美味しい季節です、シイタケさんもインして良い風味が出ています。 忙しい時ほどしっかりお野菜を摂取したいですね。 さてさて今夜はフライデーナイト! ハイパースナックサザナミは相変わらずの絶好調〜、多分今渋谷で1番面白い場所になりつつあります。 毎日酔っ払って天国ですよw いやはや〜身体がもたないよw でも皆さんの楽しそうにしてる笑顔がエネルギーになって走り続ける事が出来そうです! 今夜渋谷で盛り上がりたい人はぜひハイパースナックサザナミへ〜!!!! hypersnack.com #渋谷 #道玄坂 #ハイパースナック  #ハイパースナックサザナミ  #クラウドファンディング でオープンした話題の #スナック #話題 の新時代の新スポット テーマは #人 と #出会い アフター5 #大人の部室  大人になってからの #友達 に出会える #たまり場 #インターネット 世代の #リアル コミュニケーション #コミュニティー 毎日が #ホームパーティー 感覚 キーワードは #コミュニケーション  雰囲気は #アットホーム で #チルアウト #Tokyo #Shibuya #Local #Bar #hypersnack #Sazanami #Karaoke #Chillout  みんなで盛り上がりましょう!楽しみましょう!ぜひ、あなたも一緒に!!...

ハイパースナックサザナミでは月曜〜金曜、毎日色々なママさんが日替わりで入っております!個性色々、タイプ色々、人生色々! 色々な夜を味わいに、是非お越しください〜。 今夜もハイパー!な夜をご提供させていただきます! hypersnack.com #渋谷 #道玄坂 #ハイパースナック  #ハイパースナックサザナミ  #クラウドファンディング でオープンした話題の #スナック #話題 の新時代の新スポット テーマは #人 と #出会い アフター5 #大人の部室  大人になってからの #友達 に出会える #たまり場 #インターネット 世代の #リアル コミュニケーション #コミュニティー 毎日が #ホームパーティー 感覚 キーワードは #コミュニケーション  雰囲気は #アットホーム で #チルアウト #Tokyo #Shibuya #Local #Bar #hypersnack #Sazanami #Karaoke #Chillout  みんなで盛り上がりましょう!楽しみましょう!ぜひ、あなたも一緒に!!...